
あけましておめでとうございます、A-biz塚本です!
本年も頑張って参ります、どうぞよろしくお願い致します!
2018年最初のブログ、取り上げるのはインバウンドプロモーションの花形かつ定番「国際旅行博」です。
当社も出展やブース運営のお手伝いをしていますので、出展や施工、運営のサポートとして現地入りさせていただいております。今の時期は東南アジアやヨーロッパで開催が多く、春から中華圏の旅行博が一気に動き出します。
さてこの国際旅行博、インバウンドプロモーションの定番でありながら、ご相談の多い案件でもあります。皆様はどのような使い方をしていらっしゃいますでしょうか。
旅行博における訴求活動として良く見受けられるのは、
【業界内やエンドユーザーへの訴求】
旅行博の出展ブースを「業界やエンドユーザーとの接点」と考え、この機会に現地の
旅行業界におけるB2Bのつながりを持ち商談の機会を得る、またはエンドユーザーに
対して旅行商品の販売や訴求を実施、来訪や購入を促すというもの
です。私どもがブース運営に参加させていただく際にも、一般日はこの活動がメイン。ブースに来場される旅行代理店担当者への営業活動、またエンドユーザーに対して印刷物を配布するなどの訴求展開、またブース来訪者の滞在時間を延ばすイベント運営や、ニーズを探るアンケートの取得など、やることはたくさん。
目指す成果としては、
・個別対応によるエンドユーザーの理解深耕とアンケート結果
・旅行関連商品の直接販売による売り上げ
・旅行代理店との販売契約など業界内訴求の成果
などが想定されます。
さて、旅行博における訴求方法はこれだけでしょうか。旅行博出展はまとまった予算が必要、せっかく出展できたのであれば、徹底的に活用したいところ。さらに何ができるのか?とお考えの方にご提案差し上げたいのが、もうひとつの活用方法です。
旅行博のスケジュールを見ると、一般日の前に「取材日」というのが設けられていること、ご存じでしょうか。この日はエンドユーザーも来ないので、少しゆっくり準備の日?いえいえ違います。旅行博もれっきとした展示会。「メディア報道の確保」は展示会の重要な目的のひとつです。
これが旅行博のもう一つの活用方法、
【旅行博を活用した、現地メディアへの訴求】
旅行博の出展ブースを「現地メディアの取材の場」と考え、出展前に現地メディアへ
アプローチ、旅行博の取材日に合わせブースに報道陣を招致し、報道露出獲得を狙う
というものです。
旅行博における一般日の活動は営業におけるクロージングの要素も強いため、どうしても展示会場内に限った活動になりがちです。旅行博のブースで伝えたい内容を会場の外へも伝えることができるこのPR手法は、併用するととても効果的。
PRの要素が強いため招致活動の段階から取材を前提とした準備が必要になります。
この活動の目指す成果としては、
・報道露出の結果得られる企業やサービスの認知度向上
・報道露出の実績獲得
・現地メディアにおける人脈や個別メディアとの関係性構築
などが想定されます。

上記のうち、「報道露出の実績獲得」は、実は旅行代理店に対する営業活動にもプラスに働きます。
旅行代理店の立場からすれば、「商品認知度」や「商品販売をどれだけサポートしてくれるか」も、ツアー造成や旅行関連商品を取り扱う際の重要なポイント。メディア招致の結果得られた報道露出の実績は、「メディアの注目度」や「商品販売に熱心な姿勢」を一目で示せる強力なセールスツールです。
これまで旅行代理店にセールスをかけても今一つ反応が弱い、とお悩みの方、よろしければ一度メディアアプローチをご検討ください。
最後にもうひとつ。
ご紹介した2つの旅行博活用方法ですが、目的と出展エリアに応じて使い分けるとより効果的です。
例えば、
訪日客向け特別チケットや特別旅行プランなど具体的な販売物がある方は「業界内や
エンドユーザーへの訴求」が中心
になると思いますが、
地域の魅力を伝えるなど広域観光資源の訴求を行う場合は、「現地メディアへの訴
求」を活用
としたほうがその後の活動につなげやすいと思います。
また開催エリアでいいますと、一概にはいえませんが、
台湾やタイ:即売会の性格が強いため「業界内やエンドユーザーへの訴求」が効果的
ですが、
中国:見本市の性格が強いため「現地メディアへの訴求」が効果的
ではないかと思います。
旅行博常連の企業様や自治体様の中には、旅行博の活用方法を色々な方向から検討されている方がいらっしゃいます。旅行博への出展は現地との重要なタッチポイント。私も、せっかく出展されるのであれば、目的と出展エリアを踏まえ、徹底的に有効活用していただきたいと思っています。
そしてそんな皆様をA-bizは今年も全力でサポートさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
※当社が旅行博で招致したメディアの一覧を参考として提供しております。
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